
「Rails 5.0」で注目される新機能は次のとおり。
WebSocketsを扱うまったく新しいフレームワーク「Action Cable」の導入。コネクション、サーバサイドチャンネルレイヤ、クライアントサイドJavaScriptレイヤを統合した管理機能を提供する。なお、この機能の導入に合わせて開発版のサーバがWebrickからPumaへと変更されている
サーバサイトでHTMLテンプレート管理、クライアントサイドでJavaScriptまたはネイティブアプリを使う、サーバとクライアント間の通信にJSONを利用するというモデルをよりクリアに実現するAPIの提供。まだ開発段階にあるが、「rails new backend --apiとして生成することでこの新しいAPIを使用できる
ネイティブiOSおよびAndroidラッパ実装である「Turbolinks5」を同梱
「Rails 5.0」がサポートするRubyのバージョンは2.2.2以降。この新しいバージョンの登場によってバグ修正が提供されるブランチはRails 5.0.xのみになるほか、セキュリティパッチはRails 5.0.xおよびRails 4.2.xのみに提供されるようになる。今回のリリースで、Rails 4.2.x系はサポートが終了するために注意が必要。該当するバージョンを使用している場合はRails 4.2.xやRails 5.0.xなど、より新しいバージョンへ移行することが望まれる。