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Xperia X Performanceはこの夏最強のカメラスマホ! - 「Z」時代の便利機能も継承

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●高級感あふれるボディ
日本を代表するスマートフォンといえばやはりソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaシリーズだろう。先日、最新モデル「Xperia X Performance」が発売された。前機種のZ5シリーズが好評だっただけに、この機種に対してもユーザーの期待値は高いと思われる。今回はNTTドコモの「Xperia X Performance SO-04H」をお借りして試用する機会を得たので、使用感をレビューしていきたい。

○重厚感あふれるメタルボディ

「Xperia X Performance」のボディの特徴は、何といっても重厚で高級感があるメタル製。箱に同封されていた説明書には「アルミニウム合金」と記載されていた。また、ホワイト、グラファイトブラックモデルにはヘアライン加工が、ライムゴールド、ローズゴールドモデルにはサンドブラスト加工が施されている。今回試用したのはライムゴールドだったが、手になじみながらもサラッとした感触で夏場でも快適に使えそうな印象だった。

本体サイズと重量は、高さ約144mm×幅約71mm×厚さ約 8.6mm/重さ約165g。5インチディスプレイのスマートフォンにしては、ちょっと厚みと重量があるかな、という感じ。重さに関しては、ユーザーの間で「メタルらしい重厚感」か「重くて違和感を覚える」の2者に評価が分かれそうだ。

CPUには、QualcommのMSM8996(2.2GHz+1.6GHz、クアッドコア)を搭載。高いパフォーマンスと低電力で評価が高いのがポイントだ。また、RAMは3GBでROMは32GB。パフォーマンスを「Antutu Benchmark」使って測ってみたが、スコアは113,875。「iPhone 6s」や「Galaxy S7 edge」がともに13万を超えていることを考えるとちょっと残念な数字だが、それでも動作は軽快でサクサクした操作感でストレスなく扱える。なお、搭載OSはAndroid 6.0。

また、ディスプレイについてはフルHD(1,080×1,920ドット)で、微妙なニュアンスの色も表現できるソニーならではのトリルミナスディスプレイ。画面が見やすいのはもちろんのこと、画像・動画も色味や質感が細かく描かれていて美しい。

●カメラ性能は流石の一言!
○画質も使い勝手もずば抜けたカメラ

Xperiaの特徴といえばやはりカメラ性能の高さだろう。メインカメラ、インカメラともにソニー独自の裏面照射積層型CMOSを採用。メインカメラが約2,300万画素、インカメラが約1,320万画素で、世界最高クラスの画素数を誇る。また画素数だけでなく、F値2.0、広角22mmの集光効率に優れているGレンズ、高感度撮影が可能な1/2.3型Exmor RSセンサーを搭載しており、実際に撮影してみたが微妙な色彩や質感が再現されており、生き生きとした写真を撮ることができた。

カメラ機能のうち、筆者が使っていて楽しいと思ったのがクイック起動機能だ。シリーズ最速となる約0.6秒での起動・撮影とうたわれており、実際に起動は速い。ただし、起動と撮影をすばやく行いたい場合は、カメラアプリの設定で「クイック起動」の項目を「起動&静止画撮影」に設定する必要がある。設定後はシャッターボタン押しっぱなしで、ロック画面からでも即、カメラの起動と撮影が可能だ。

被写体を追尾してピントを合わせる「先読みオートフォーカス」も優れている。子どもや動物などフォトジェニックだけど動き回る被写体はスマホカメラの苦手とするところ。しかしこのスマホなら、初めからピントが合っていたかのような速さでフォーカスできる。先のクイック起動と合わせればシャッターチャンスを逃す、もしくはピンぼけになることは減りそうだ。

●防水と指紋認証は引き続き搭載
○バッテリーはもう一声欲しい!

操作のサクサク感やカメラのパフォーマンスの高さなど、魅力的な要素があるXperia X Performance。ちょっと残念なところはバッテリー容量が2,570mAhと心もとない点。画面サイズが小さめで省電力のCPUを使っているからということもかもしれないが、前機種の「Xperia Z5 Compact」が2,700mAh、「Z5」が2,900mAh、「Z5 Premium」が3,430mAhだったこと、Xperia X Performanceがフラッグシップモデルであることを考えるともう一声欲しい気が。

今機種のバッテリーについては、ソニーモバイルコミュニケーションズのサイトで「3日持ちバッテリー」と紹介されている。しかし、体感としては「STAMINAモード」など省電力モードを使わない限り2日持つかなあ、という感じだ。バッテリーの減りはスマホの使い方次第ではあるものの、ヘビーユーザーには少し厳しい容量だと思う。

○前機種から続く指紋認証と防水機能はやはり便利

Z5シリーズに搭載されていて、引き続きXperia X Performanceにも搭載されている便利機能が指紋認証と防水機能。指紋認証は本体脇の電源ボタンで行う点が独特だが、スマホを持つときにちょうど人差し指や中指がかかる場所なので、電源ボタンを押すのと同時に認証が解除されるのが地味ながら便利だ。

また、防水に関してもIPX5/8と水没しても内部に浸水しないだけでなく、お風呂防水にも対応している。ただしお風呂でも使えるスマホの場合、画面にお湯が付着するとスマホ側でタップされたと勘違いすることが多い。この機種でも試しに画面にお湯を数滴乗せてみたところ、やはり誤認識を起こしていた。風呂場にスマホを持ち込みたいユーザーにとってお風呂防水は便利そうだが、湯船につける、シャワーをかける、など画面にお湯がかかるような使い方はするべきではないだろう。

○一度、カメラ機能を使ったら欲しくなるスマホ

「Xperia X Performance」はパッと見は、華やかとは言いがたいスマホ。ライバル的ポジションの「Galaxy S7 edge」は、エッジスクリーンや「Always on Display」機能、F1.7レンズを採用した明るい写真が撮れるカメラ機能など先鋭的な機能がそろっている。正直なところ「Xperia X Performance」を使い始めた時、「高級そうだけど何か突出したところがないような……」と思った。

しかし、カメラ機能を使ってみて評価が一変。スピーディーな起動やオートフォーカス、色味や質感などの表現力の高さとどこを取ってもハイレベルで、写真を撮るのが楽しく感じられた。このあたりはさすがにソニー製品だ。メインカメラが約2,300万画素、インカメラが約1,320万画素と、インカメラはメインカメラでもおかしくない程のスペック。このあたりは自撮り派におススメしたいところ。

スマホに求めるものは人それぞれで、カメラばかりでないとはわかっているものの、「Xperia X Performance」のカメラは一度使ったら元のスマホクオリティなカメラに戻れないほどの魅力だ。また、今回の「SC-02H」の場合はドコモの高音質通話の「VoLTE(HD+)」や受信時最大375Mbpsの通信が可能な「PREMIUM 4G」に対応。写真に加え、通信においても高品質で利用できるのも魅力だろう。ドコモユーザーで写真と通信・通話に重きを置きたい方は、ぜひ選んでほしい1台だ。

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