
無線LANで使用する5GHz帯域には気象レーダー優先の帯域(DFS帯)があり、この帯域を使うには事前に1分間のモニタリングが必要なため、一般的なルータでは避けられることが多いという。今回同社が開発した「Portal」は、電波の受信専用チップを搭載。混雑した帯域を避けて、DFS帯を含めた最適なチャネルに常に接続できるという特徴を持っている。
製造元のIDLは、シリコンバレー発のスタートアップ企業。Qualcomm、Broadcomなど無線LANに関わるベンダから約30名強の技術者が集まって設立された。今後、Portal以外の次世代製品の開発も予定するという。