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歯ブラシをIoT化したら、こうなる - サンスターのスマートな「G・U・M PLAY」を体験

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●いつもの歯ブラシがスマートに
サンスターは4月11日、歯ブラシとスマートフォンを連動させるBluetoothデバイス「G・U・M PLAY」を発表。実際に体験できるメディア向け体験会を開催した。「歯ブラシのスマート化、IoT化」とは一体どういうことなのか? 実際に製品を試用して、その答えを探ってみた。

○いつもの歯ブラシがスマート化

G・U・M PLAYは、約15gという軽量小型のコイン型デバイス。この本体をシリコン製のアタッチメント「カラーキャップ」に装着して利用する。カラーキャップ上部には穴があり、ここに付属の歯ブラシ「ガム・デンタルブラシ」を差し込む。キャップはシリコン製で伸縮性もあるため、多くの市販歯ブラシでも利用できるという。

本体には加速度計を内蔵し、使用者の歯ブラシの動きで「正しいみがきかた」ができているかをチェック。独自のアルゴリズムによって、みがき残しが多いエリアの特定もできる。これらのデータは、Bluetoothで連携したスマートフォンから専用アプリで確認することが可能だ。ちなみに、G・U・M PLAY本体は生活防水仕様なので、キャップはもちろん、本体も水洗いできる。

●多彩な専用「歯みがき」アプリ
○年齢や興味にあわせた専用アプリ

G・U・M PLAYの専用アプリは、iOS 8.0以上、Android 4.4以上の対応だ(Bluetooth 4.0以降を搭載した端末)。アプリの基本となる機能は「MOUTH CHECK」と「MOUTH LOG」のふたつ。MOUTH CHECKは、その名の通り「歯みがきを採点」する機能だ。歯科衛生士の歯ブラシの動きを研究し、「正しい動き」にどれだけ近いかを点数で表示する。

一方、MOUTH LOGは歯みがきの回数や時間などを、あとからチェックできる「歯みがき日誌」のような機能。表示期間は日・週・月・年ごとに切り替え可能で、みがいた回数ごとに棒グラフで表示される。棒の長さは「一回でみがいた時間」、棒の色は「歯みがきの点数」を示す。また、棒をクリックすると、口内の歯を16エリアに分割した歯のモデルを表示。「歯みがきの点数」をはじめとしたデータをもとに、みがき残しが多いエリアなどが一目でわかる。

○みがきで音楽演奏?

歯みがき採点機能を利用して、「歯みがきがしたくなる」エンターテインメント系アプリも3種類用意されている。

ひとつは、歯ブラシの動きで画面上の楽器を演奏する「MOUTH BAND」。MOUTH BANDは「SONG MODE」と「FREE MODE」というモードがあるが、今回体験したのはSONG MODE。音楽にあわせて、正しいみがき方でブラシを動かすことで得点を稼ぐ音楽ゲームだ。良いみがき方を続けると、曲を演奏する楽器が増えて画面エフェクトが派手になっていく。一方、悪いみがき方をすると、増えた楽器が減り、さらにブーイングが起きる。アプリには最初から有名な楽曲がいくつか用意されているが、スマートフォンに入っている音楽データでもプレイ可能。「お気に入りの音楽で歯みがき」することで、歯みがきの面倒さを減らせそうだ。

ちなみに、今回は体験していないFREE MODEでは、「ギター」「チェロ」「バイオリン」「ドラムセット」から楽器を選択し、自由に演奏できる。

○子供と一緒にモンスター退治

子供向けのゲーム「MOUTH MONSTER」も用意されている。歯をみがくことで、菌をモチーフにしたモンスターを倒すゲームだ。プレイ時間は「1分」と「3分」から選べる。一人で歯みがきができる子供は3分モード、親が仕上げみがきをする子供は1分モードといった使い分けだ。

ゲームステージはランダムで変化するほか、朝昼晩で登場モンスターも違う。ゲームの最後には「ボスキャラ」が出現するが、このキャラクターを倒すと「モンスター図鑑」に登録される。歯みがき嫌いな子供も、ゲームのためにがんばろうと思わせる工夫が随所に見られた。

○忙しい朝こそ効率よく

最後のアプリはニュースを読み上げる「MOUTH NEWS」。アプリを立ち上げると、歯をみがいている間だけ、現在地の天気や気温、ニュース、占い、自分の地域の「ごみ収集日」を表示させられる。歯みがきをやめるとニュース表示も止まるため、「ニュースを読むために最後まで歯をみがく」ようになる。また、忙しい朝に「歯みがき」と「情報収集」を同時にできるのも、良い着眼点だろう。

○歯をもっと大事に

体験会では、サンスター オーラルケアカンパニー マーケティング部 GUMブランドマネージャー部長の片山裕一氏が登壇し、歯みがきの重要性について説いた。

片山氏によると、口内に発症する「歯周病」は、心筋梗塞といった重篤な病気も引き起こす危険なもの。このために、歯みがきをがんばっている人も。とはいえ「みがいている」と「みがけている」は別の話。たとえ歯医者で歯みがき指導を受けても、家で「これで正しくみがけているのか?」と不安に感じるも多いのだという。

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