Quantcast
Channel: マピオンニュース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 142601

LiSA、待望のNEWシングルは"自分の芯を貫ける曲" - TVアニメ『クオリディア・コード』OPテーマ「Brave Freak Out」

$
0
0
●久々のアニメタイアップでステップアップ
アニメシーンを中心に、アーティストとして幅広く活動の場を広げるLiSAが、およそ1年3カ月ぶりのアニメタイアップとなる「Brave Freak Out」を、2016年8月24日にリリースする。

TVアニメ『クオリディア・コード』のオープニグテーマとなる本作は、シングルCDとしても、昨年9月にリリースされた「Empty MERMAiD」以来となるファン待望の1枚で、ソリッドでエッジの効いたロックナンバーとなる「Brave Freak Out」とキャッチーでメロディアスな「AxxxiS」を中心に、【初回生産限定盤】と【通常盤】には、LiSA自身が作詞を手掛けた「ツヨガリ・ファンファーレ」、【期間生産限定盤】には「シャッフル」といったポップな楽曲が彩りを加える。

○LiSAが語るNEWシングル「Brave Freak Out」の魅力

――TVアニメ『クオリディア・コード』のオープニグテーマとなる「Brave Freak Out」がついにリリースされます

LiSA「久々のアニメタイアップということで、自分が今、何をやりたいのか、何ができるのかをいろいろと考えました。LiSAとしてのアニメとの関わり方がわかってきたところでもあるので、それをいかに音楽に落としこむことができるのか? 最近はタイアップのない曲で、自分のやりたいことを突き詰めてきたのですが、今回あらためてアニメタイアップをやらせていただく上で、これまでよりもステップアップした、一皮むけた音楽をお届けできたらいいなと思って作りました」

――ここ最近、特にシングルの表題曲やタイアップ楽曲では、LiSAさん自身が作詞に関わることが多かったと思うのですが、今回は田淵(智也)さんにお任せした感じですね

LiSA「自分が詞を書くことは、決してマストではないと思っているのが第一ですが、今回は特に、求められた楽曲がテンポの速い、カッコいい戦いの曲で、高橋(浩一郎)さんからいただいた曲がすごく洋楽的な感じだった。そうなると、自分で詞を書くよりも、カッコいい言葉を使って、自分の気持ちも含めて上手に表現してくれる人に書いてもらったほうが楽曲が活きるのではないかと思ったので、センパイ(田淵)にお願いしました」

――「Brave Freak Out」に関しては、どのような曲をイメージしていたのでしょうか?

LiSA「高橋さんには、とにかくカッコいい曲をお願いしますって(笑)。高橋さんはすごく器用な方で、とにかくメロディがカッコいいんですよ。今回はアレンジもお願いしているのですが、曲としてすごくカッコよく仕上げていただけたと思います」

――詞に関してはいかがですか?

LiSA「センパイには、自分の"エゴ"に真っ直ぐになってもいい曲、自分の芯を貫ける曲をお願いしました。アニメの資料を読ませていただいた時、ピックアップできる要素はたくさんあったのですが、あまりネタバレはしないでって言われて(笑)。なので、《世界》というワードを基本にしつつ、その限られた中で歌えることを、自分自身の言葉で歌うことで、作品の世界観を表現できたらなと」

――そしてできあがったのが今回の詞ですね

LiSA「『神様、ねえ僕を助けないで』ってカッコよくないですか? ここはセンパイもメチャクチャ私に推していて、LiSAちゃんが『神様、ねえ僕を助けないで』て言ってたら、カッコよくない? みたいな(笑)。『常識も正論も、関係なし』とかもカッコよくて好きですね。あと、歌っていてすごく気持ちいいのは『毒をもって毒を撃つ』のところかな」

――実際に歌ってみての感想はいかがですか?

LiSA「自分で歌詞を書いていないこともあり、自分だけの気持ちで歌っていないので、そんなに重さはないですね。だから、楽曲として、声と音楽を楽しんでもらえるのではないかと思います。あまりエモく歌おうとは思ってないです(笑)」

――いい感じに力を抜いて歌っている感じですね

LiSA「すごく余裕を持って歌えていると思います。実際、曲自体はすごく難しいですし、落ちサビくらいまでずっと突っ走っているんですけど、それを余裕でかわしていく感じで歌えたらいいなと思っています」

●メロディと言葉を大事にした「AxxxiS」
――「Brave Freak Out」のミュージックビデオはどのようなコンセプトで撮影したのでしょうか?

LiSA「"Brave"は"勇敢"、"Freak Out"は"ちょっとイカれた"みたいな意味があるんですけど、自分が好きなものに対して、周りのみんなから"それはおかしい"といわれても、自信を持って、好きなモノは好きだって貫ける。『Brave Freak Out』はそんな歌だと思っているんですよ。だから、ダンスはダンスでも、わかりやすいヒップホップやジャズではなくヴォーグダンスにしてみるなど、自分がカッコいいと思う感覚を信じて作ったMVになっています」

――カップリングの「AxxxiS」もカッコいい楽曲ですよね

LiSA「普段シングルを作るときは、あまり同じような温度感の曲をチョイスすることはないのですが、今回は同じような温度感でありながら、まったく別の楽曲を並べてみました。『AxxxiS』は"軸"という意味なんですけど、こちらも自分を貫くもの、一本の筋みたいなものをテーマに作っています」

――両A面でもおかしくないくらいの仕上がりだと思います

LiSA「こちらはメロディと言葉を大事にしたいと思ったので、メロディはわかりやすいものをebaさんにお願いしました。ただ、メロディはわかりやすいけど、アレンジは派手(笑)。アレンジは江口(亮)さんにお願いしたんですけど、特に弦がカッコいいですよね」

――作詞は古屋(真)さんですね

LiSA「古屋さんとセンパイは本当に対照的で、センパイは言葉を爆弾のようにポンポン投下してくるイメージなんですけど、古屋さんはグツグツと煮込んだものを投下してくる感じ。表現の仕方が全然違っていて、『降下中のブラックスパイダー 空を知りたかった』とか、すごく表現がキレイなんですよ。表現の振り幅がすごく広くて、詩人として素晴らしいと思っています。センパイの場合は、違和感のある言葉を巧みにメロディに乗せてくるので、歌うたびに新しい発見がある。2人とも、LiSAの曲をずっと作ってきてくれた人なので、すっかりLiSAの魂が乗り移っていて、まったくブレない。だから、とても安心して任せています」

――こちらは歌ってみていかがですか?

LiSA「『AxxxiS』は温度感的に『oath sign』や『crossing field』に似ていると思います。『Brave Freak Out』と同じですが、あまり魂をこめすぎることなく、ちゃんと楽曲に寄り添うように歌えていると思います」

――ちなみにこれまで魂がこもりすぎたと思う楽曲は?

LiSA「『Rising Hope』は怨念がこもりすぎてますよね(笑)。あとは『Empty MERMAiD』や『シルシ』。そのあたりをうまく中和してくれているのが『Rally Go Round』とか『ID』かな。人に任せたものを自分のものにできる自信が、この5年間でやっとついてきた感じですね」

――続いては期間生産限定盤に収録されている「シャッフル」についてお伺いします

LiSA「小南(泰葉)さんの仮歌が可愛かったので、可愛い曲にしました(笑)。それでアレンジも野間(康介)さんに、いつものキラキラした感じではなく、バンドで音楽を遊んでる感じにしてもらったんですけど、ギターがブギャブギャ言っていて、これもすごく可愛い。そして古屋さんにも可愛い詞を書いてくださいって頼みました(笑)」

――「AxxxiS」を書いたのと同じ人とは思えないですよね

LiSA「古屋さんはやっぱり天才ですよ(笑)。私の楽曲の中では、『アコガレ望遠鏡』にイメージが近いかもしれません。一人で素直になりすぎていない、だけどそれを楽しもうとしている。そんな感じ。LiSAの中のポップな部分、ヘラヘラできる部分が出せたらいいなと思って作ってもらっています。今回、5周年を経て、初めてのシングルになるんですけど、自分の中で音楽を楽しむという、単純で、一番大事なところが強くなってきていて、ただ気持ちを込めるのではなく、それを楽しく表現できたらいいなと。そのひとつが『シャッフル』ですね」

――ポップですけど、これまでのいわゆる"ピンク"とは違う感じがします

LiSA「何色だと思います?」

――オレンジでしょうか

LiSA「わかる。私もオレンジだと思います。湿っぽくないですよね。ライブだと『エレクトリリカル』のポジションに入る曲かもしれませんね」

横浜アリーナ2Daysを控えて
――初回生産限定盤と通常盤に収録されている「ツヨガリ・ファンファーレ」はLiSAさんが作詞をなさっています

LiSA「センパイに曲を書いてもらい、どんな詞を乗せようかなって考えた時、最初に思い浮かんだのが"ファンファーレ"という言葉でした。"ファンファーレ"で応援している感じ、前を向いている感じじゃないかなって。でも曲がすごくポップだったので、逆に悲しい詞にしようと思って書いたのが『ツヨガリ・ファンファーレ』です」

――ガチ失恋の曲はけっこう珍しくないですか?

LiSA「こんなにあからさまなのはなかったと思いますし、しかも、それを自分で書くのが珍しいと思います。曲を聴いた時に、前を向いているんだけど、何かモヤモヤしている感じがあって、あらためて目をつぶって聴いてみたら、シャワーを浴びながら泣いている女の子の絵が頭に浮かんだ。季節的にも、夏の終わりって寂しいじゃないですか」

――夏の思い出が残っている感じが余計に寂しいですね

LiSA「夏休みに楽しい思い出をいっぱい作っても、夏が終われば、みんな日常の生活に戻っていくわけですよ。それはライブも同じだと思っていて、ライブって非日常的な夏休みみたいな感じで、それが終わる頃はやっぱり寂しいじゃないですか。その寂しさの中、みんなで『Goodbye, see you again.』って、ポップで可愛い曲に乗せて歌えたらいいのになって」

――ライブの終わりって失恋なんですね

LiSA「やっぱりサヨナラですから。次にいつ会えるかわからないし。だけど、それでもみんなでファンファーレを吹いて、前に進んで、明日からも楽しめたらすごくいいのになって。すごく私っぽくないですか? みんなが描いているLiSA像の下で、作るべき楽曲はセンパイや古屋さんが作ってくれたので、この曲は自由に書こうと思いました」

――歌詞の中で、特に自分で気に入っている部分はどこですか?

LiSA「もちろん全部なんですけど、強いて挙げるなら『繰り返して 流れ出した 頭を離れないメロディーを』が好きです。そんなことありません? 何かそういう景色が頭に浮かんだんですよね」

――今回、トータルとしてどういったシングルに仕上がったと思いますか?

LiSA「今の私の、素直に音楽を楽しんでいる感じが届く1枚になったんじゃないかと思います。今まではそれこそ怨念だったり、自分の念をすごく込めて、込めて、込めまくって、毎日毎日重たいラブレターを送っていたんですけど、今は、好きという気持ちはまったく変わらないけど、もうちょっと空気が読めるようになった感じ? これはみんなと5年の月日を重ねてきたからこその信頼関係の中、みんなに楽しんでもらおうという気持ちが強くなったからだと思いますし、もしかしたら、母性が芽生えてきたからかもしれません(笑)」

――春からの全国ツアーも沖縄での追加公演を残すのみとなっていますが

LiSA「昔はあまり大きな会場に興味がなくて、ずっとライブハウスで遊びたいと思っていたんですけど、2年目の武道館をやったとき、武道館でしかできないこと、アリーナでしかできないことってたくさんあるって気付いたんですよ。表現として、遊び方として。そんな中、幕張メッセでやって、大きな会場でライブを作る楽しみを知ってしまったわけですよ。それこそ、ホールなんてまったく興味がなかったのに、今回ホールでやってみたら、ホールでの楽しさがわかってきた。ライブハウスって、みんなの塊のパワーを感じるんですけど、ホールだと1対1で会話をしているような、みんなひとりひとりと音楽で遊んでいる感じがするんですよ。これが本当に楽しくて。その後にZeppでやったら、ZeppはZeppでやっぱり楽しい(笑)。それぞれの楽しさをあらためて実感できたツアーになりました」

――そして、11月には横浜アリーナでの2Daysが控えています

LiSA「やばくないです? 横アリとかどうなっちゃうんでしょうね(笑)。横浜アリーナでのライブは、2日間それぞれ、『the Sun』と『the Moon』というタイトルでやろうと思っています。簡単にいうと"S"と"M"です」

――ピンクとブラックが、今度はSとMなんですね

LiSA「"Sun"、Sって与える喜びじゃないですか。それで"Moon"、Mは受ける喜び。そういうキャラクター分けでいこうかなって思っています。でも最終的には『NEVER ENDiNG GLORY』なんで(笑)」

――それでは最後にファンの方へのメッセージをお願いします

LiSA「今までわかってもらえなくていいやと思いながら、自分たちの好きなことを思い切り、小癪なことをやりながらネジ込んできたんですけど、『Brave Freak Out』は、すんなりみんなが楽しんでもらえる、すごくカッコいい楽曲になっていると思います。そして、この曲を引っ提げての横浜アリーナでは、自分の音楽を使って、もっとみんなの心に届くように、『the Sun』と『the Moon』という2日間のショーを作ります。ライブハウスやホール、フェスとは違う、横浜アリーナならではのライブになると思いますので、ぜひ皆さん遊びに来てください!」

――ありがとうございました

LiSAのニューシングル「Brave Freak Out」は、2016年8月24日のリリース。【初回生産限定盤】【期間生産限定盤】【通常盤】の3ラインナップで、【初回生産限定盤】には「Brave Freak Out」のミュージッククリップを収録したDVD、【期間生産限定盤】にはTVアニメ『クオリディア・コード』のノンクレジットOP映像を収録したDVDが同梱される。価格は、【初回生産限定盤】と【期間生産限定盤】が1,600円(税別)、【通常盤】が1,200円(税別)。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 142601


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>