


同社の高機能プラスチックスカンパニーは、


CNT温度差発電シートは、生活環境等の身近な温度領域での発電が可能で、鉛、テルル等の毒性物質を含まないのが特長。有機系従来品と比較して大幅な性能向上が見込めることを確認しているという。現在はワイヤレスセンサー向けのエネルギーハーベスティング用途を想定しており、特に、ビルディングや大型商業施設の地下施設、空調配管、エレベーターシャフト、工場、大型倉庫、輸送機器(コンテナ、船舶)といった「高温多湿な環境下で定期的な交換・診断が難しく、かつ昼夜問わず常時監視の必要な設備のセンサー用電源」への応用を想定している。
同社は今回、開発品サンプルの提供など実用化に向けた実証実験を開始し、さらなる性能向上を進めるとともに、製品化を目指しデバイス開発・生産プロセス・アプリケーションなどサプライチェーンの各段階におけるパートナーの探索を進めていくとしている。