

中型クラスは、型締力1765kN(180トン)の「NEX180IV」、同2160kN(220トン)の「NEX220IV」、同2740kN(280トン)の「NEX280IV」、同3530kN(360トン)の「NEX360IV」の4機種。
NEX-IVシリーズは、NEXシリーズの第4世代にあたり現行のNEX-IIIシリーズの後継機種となる。NEX-IVシリーズの性能・機能向上のポイントとして、トグル機構の新設計により、型開閉サイクル時間を従来機比5~20%短縮しており、生産性の向上に寄与するという。
また、従来からのフラットクランプ型締機構を進化させ、面圧の均一性とねじれに強い構造としたことに加え、型締盤スライド部にリニアガイドを標準装備したことで型締直進精度が向上し、バリなどの成形不良を防ぎ、精密安定成形を実現するとしている。
さらに、トグル機構とリニアガイドの採用により、グリスの煩わしさを低減し、クリーン度が向上しており、容器や医療業界からのクリーンルームニーズに対応。加えて、機械全長は最小クラスを維持しつつ、ワイドプラテン(従来機との面積比で最大16%ワイド化)とした。