「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。Windows 10は「Win」+「Print Screen」キーを押すことでデスクトップ全体の
スクリーンショットを作成し、「ピクチャー\スクリーンショット」フォルダーにPNGファイルとして保存する。これが何らかの理由で動作しなくなった場合、原因の1つとしてレジストリエントリーの破損を疑うべきだ。Windows 10の各ユーザーフォルダーは、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\User Shell Foldersキーで定義されている。先のスクリーンショットフォルダーはREG_EXPAND_SZ「{B7BEDE81-DF94-4682-A7D8-57A52620B86F}」のデータで管理。筆者の環境では「C:\Users\kaz\OneDrive\画像\
スクリーンショット」というデータが格納されていた。このREG_EXPAND_SZ「{B7BEDE81-DF94-4682-A7D8-57A52620B86F}」が破損もしくは存在しない場合、「Win」+「Print Screen」キーは動作しない。このトラブルを解決するには以下の手順を実行する。
上記操作はOneDriveのバックアップ機能を有効にした環境を前提に、REG_EXPAND_SZ「{B7BEDE81-DF94-4682-A7D8-57A52620B86F}」を作成して、データを「%USERPROFILE%\OneDrive\画像\
スクリーンショット」に変更している。バックアップ機能未使用の場合は、入力内容を「^%USERPROFILE^%\画像\スクリーンショット」に変更するとよい。後は「Win」+「Print Screen」キーを押してスクリーンショットが作成されるか確認しよう。著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら