

同調査ではまず、厚労省の「食塩摂取量の目標値」を守ることができているか尋ねた。その結果、49.8%が「気にしているが、目標値は守れていない」、37.3%が「気にしていない」、13.0%が「気にしており、目標値を守っている」と回答した。
「気にしているが、目標値は守れていない」と回答した医師からは、「実際、常日頃の食事で、厳密な食塩量のチェックは正直難しい」(40代、消化器内科)、「意識してはいるが、実際にはこの数値は相当気にしないと日本食では難しい」(40代、麻酔科)、「外食が多くて食塩過多になっていると思う」(30代、産婦人科)などの声が寄せられた。
「気にしていない」と回答した医師が挙げた理由は、「もともと薄味が好きなのと、血圧も低めなので、ほとんど気にしていない」(40代、精神科)、「夏場の汗を多くかくときは塩分多めにとるという考えもある。運動して汗をよくかくので気にしていない」(50代、小児科)といったものだった。
一方、「気にしており、目標値を守っている」と回答した医師からは、「日本人の食事は、味噌汁・漬物など、塩分の多い食品が多いので、意識的に塩分を控えるように気を付けている」(30代、美容・アンチエイジング)、「血圧が高いのでかなり気にしている」(60代、循環器内科)、「家では醤油(しょうゆ)もほぼ使用しない」(60代、循環器内科)などの意見が挙がった。