

第一弾は、同社の32ビットマイコン「RX231」を用いた通信セキュリティ評価キットであり、RX231に搭載されているトラステッドセキュアIPを活用することで、外部から攻撃されても破られないハードウェアセキュリティ層を形成し「暗号エンジン」と「暗号鍵」の両方を防御することを可能とする。また暗号エンジンは、AESの128ビット、256ビット暗号鍵による暗号化・復号化に対応しているほか、暗号利用モードとしてECB、CBC、GCMおよび、認証・改ざん検出に使用されるCMACに対応。さらにランダムな鍵を生成する真正乱数発生器も搭載している。一方の暗号鍵は、トラステッドセキュアIP

このほか、マイコンのユーザプログラムを無線LANやUSB経由の通信によってアップデートする際、プログラムの不正な改ざんを検出すると、インストールを中止する「セキュアファームウェアアップデート」機能ならびにマイコン起動時にユーザプログラムの不正な改ざんを検出すると、起動を停止することで不正プログラムの実行を防止する「セキュアブート」機能も搭載。AESによるデータの暗号化・復号化と併せて、通信時の暗号通信を可能とする。
なお、評価ボードにはUSBおよびSDHI 無線LAN通信拡張ボードインタフェースを搭載しており、無線LAN通信拡張ボードを接続することが可能なほか、
