

Canonical Ubuntu Product&Strategy teamのDustin Kirkland氏は、この数ヶ月間、自社とMicrosoftの間で結ばれた極秘プロジェクトに携わってきたことを明かし、「16年ぶりのWindowsは、奇妙な気分だった」と感想を述べた。また、同プロジェクトの「Windows 10のcmd.exe上でUbuntuユーザースペースとbashシェルがネイティブで動作する」という仕組みを耳にしても、理解するまでかなりの時間を要したという。
本機能はLinuxとWindowsのシステムコールをリアルタイムに変換し、コマンドを実行することで実現している。背景にはMicrosoft Researchの技術が存在し、Kirkland氏は「Ubuntu ELFバイナリをWindowsで直接実行できる」と説明しつつ、今回の準備については次のように説明した。
ラッピングしたUbuntuのルートファイルシステムを、Windowsアプリケーションパッケージ(拡張子「.appx」)としてWindowsストアにアップロードしている。その際はXMLファイルの編集や各サイズのPNG形式ファイルを用意しなければならず、非Windows開発者である同氏は、Microsoft Visual Studioの操作に苦戦したという。なお、現在はUbuntu 14.04 LTSを用いているが、近いうちにイメージファイルはUbuntu 16.04 LTSに置き換わる。
Kirkland氏は、20年以上



阿久津良和(Cactus)